①放射線って何ですか?
放射性物質の原子(不安定な原子)が安定な状態になる際に、原子の中に蓄えられた余分なエネルギーを放出しますが、その放出されるエネルギーが放射線です。
ガスコンロなどでお湯を沸かし、コップに注いですぐにそれを飲もうとしてもあつくて飲めません。
これは、水にガスコンロの火のエネルギーを与え、水の中に蓄えられたエネルギーが熱という形で放出されるためです。
放射線も同じようなもので、原子の中に蓄えられたエネルギーを放射線という形で放出しているのです。主な放射線の種類としてアルファ線、ベーター線、ガンマ線、中性子線などがあります。
②放射線と放射能って何が違うのですか?
放射線は不安定な原子が安定な状態になる際に放出される粒子線または電磁波のことをいいます。
放射能は物質が放射線を出す能力のことをいいますが、放射性物質のことを指す場合もあります。
線香花火にたとえると、出てくる火花が放射線で、花火の先についている火の玉が放射性物質です。
火の玉は、火花を出す能力があるので、これを放射線にたとえると放射能ということになります。
③「放射線に被ばくする」とはどういうことですか?
放射線に暴露されることを被ばくといいます。
人間は日常生活の中で、宇宙・大地・食物を通じて放射線を受けています。
また医療の現場や工業分野でも放射線が利用されています。これは日常生活においてうける放射線は微量で、健康に影響することはありません。
一方、「放射線事故・被害」とは、不慮の被ばくや、予定以上の総量の被ばくをいいます。
健康に影響の受ける総量の被ばくを被る可能性があります。
高線量の被ばくをした場合、血液障害・消化管障害などの急性放射線症になることがあります。
これは、被ばく後、数日から数週間で発症します。また、比較的低線量の被ばくでも、被ばく後数年以降、発ガンや白内障などの晩発障害がおこる危険性もあります。
また、放射線の被ばく様式には、離れた線源による外部被ばく、放射性物質が体表面に付着する体表面汚染、放射性物質の体内への取り込みによる体内汚染に分けられます。