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コラム

食塩のとりすぎは高血圧のもと

日本人はカルシウムや鉄などのミネラル不足とよく言われますが、同じミネラルでもナトリウムはとりすぎの代表格です。ナトリウムのほとんどは食塩です。

食塩に含まれる余分なナトリウムは腎臓から体外に排泄されますが、とりすぎてしまうと排泄しきれずに血液中に含まれてしまいます。血液中のナトリウムが濃くなると、多くの水分が体内にたまり、その結果増加した血液を全身にめぐらせようとして、心臓は血圧を高めます。
その状態が長く続くと、やがて、細い血管の筋肉が縮んで血液が流れにくくなり、さらに血圧が上がります。

味付けに重宝する食塩ですが、1日6g未満の摂取を目標に、うす味の食事を心がけ、高血圧を予防しましょう!


<一般的な調味料大さじ1(15cc)中の食塩量>
  • 食塩    17,9g
  • 薄口醤油   2,9g
  • 濃口醤油    2,6g
  • 赤みそ     2,3g
  • 白みそ     2,2g
  • ソース     1,2g
  • ケチャップ   0,5g
  • マヨネーズ   0,2g
  • バター     0,2g
  • マーガリン   0,1g

おなかから背中が痛い(もしかしたら膵臓の病気?)

<なんだか背中が痛い>
おなかから背中にかけて変な感じがして痛い、、、。かといって筋肉痛でもない。
もしかすると膵臓の病気かもしれません。
膵臓は長さ15㎝ほどのバナナ型の  臓器で、胃の裏側にあるので、腹部から背中にかけての痛みが起こります。あまり知られていませんが、膵臓は消化酵素である膵液を分泌し、一方でインスリン(血糖を下げるホルモン)などを分泌するという2種類の異なった、重要な働きをしています。

<激痛に襲われる急性膵炎>
 膵臓の主な病気には急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がんなどがありますが、腹部から背中に突き抜ける、立っていられないほどの激痛は急性膵炎で起こります。膵液  がなんらかの原因で膵臓自体を消化してしまう病気ですが、膵臓のまわりには神経が多いため激痛となり、吐き気や嘔吐を伴います。アルコールや脂っこい食物のとり過ぎなどが原因とされ、男性に多くみられます。
軽症例では絶食、絶飲で軽快しますが、重傷化すると命にかかわることもあり、注意が必要です。

<兆候がほとんどない膵臓の病気も>
慢性膵炎では背中の痛みはそれほどでもなく、膵臓がんの初期では腹部の重苦しさがあるくらいで、そのほかには便通の不安定、食欲不振などの症状しかないため、早期発見が困難といえます。
働き盛りで、お酒を飲む機会が多く、脂っこい食事や肉が好きな人で、もし腹部や背中の痛み、違和感がずっとあったら、膵臓の病気の可能性もあります。
一度、かかりつけの医師に相談するとよいでしょう。

漢方とは何か?

西洋薬とはどう違う?
病名がわからなくても力を発揮。

漢方薬と西洋薬では見地が異なります。
西洋薬は西洋医学的な診断に基づき、悪いところに適した薬をピンポイントで使用します。

一方、漢方薬は診察をして患者の症状に適した薬を処方するという点では同じですが、悪い箇所でけでなく、身体全体をよくする働きがあります。

たとえば六君子湯。
胃の症状を改善する以外に、食欲を旺盛にする、抵抗力をアップして風邪をひきにくくするなどの効果が期待できます。

漢方薬は人間本来の治癒力を高めるため、思いもよらぬ病気まで治してしまうこともあるのです。 西洋薬との併用も可能なので、現在は西洋薬だけでは補えない症状にも力を発揮しています。

熟睡は健康のもと

●高齢者になると増えてくる不眠症
朝、目覚めてもスッキリしない、、、、
不眠症は、寝つきが悪い(入眠困難)、途中で目が覚める(中途覚醒)、朝早く目が覚める(早朝覚醒)、ぐっすり眠った感じがしない(熟眠障害)の4つに大きく分かれます。
老化による睡眠の質の低下によって、高齢になると不眠症になる人が増えます。

●昼間は活動的に
良い睡眠にはスムースに眠りにつき、朝気持ちよく起きられることが大切です。没頭できる趣味やともに楽しめる仲間を見つけ、日中を活動的にすごすことが第一です。なるべく積極的に外出して太陽の光を十分浴びましょう。
下記の睡眠障害対処12の指針を参考に、できることから取り組んでいくと、体内時計のリズムが整えられ質の良い睡眠につながります。

●睡眠障害対処12の指針
1,睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
2,刺激物を避け、寝る前には自分なりのリラックス法
3,眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
4,同じ時刻に毎日起床
5,光の利用でよい睡眠
6,規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
7,昼寝をするなら、15時前の20~30分
8,眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝、早起き
9,睡眠中の激しいイビキ、呼吸停止や足のぴくつき、むずむず感は要注意
10,十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
11,睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
12,睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全

動脈硬化とメタボリックシンドローム

食生活の欧米化とともに、最近、高血圧、高脂血症、糖尿病の増加が問題となっているが、同時に内蔵脂肪と高血圧や代謝異常を複数あわせもったメタボリックシンドロームの患者も増加しており、我が国の医療費の増大の原因となっている。
古くは、シンドロームX、死の四重奏という概念が示されていたように、高血圧、高脂血症、糖代謝異常の程度によらず、おのおのをあわせもった場合、動脈硬化性疾患の発症、進展の危険度は単独でもった場合と比べ、そのリスクが相加、相乗的に増加する。
また、最近は肥大化した脂肪細胞よりアディポサイトカインが分泌され、血管の炎症による動脈硬化の進展も報告されています。

機能性胃腸症

胃のもたれや痛みなどの症状は、胃炎や潰瘍、がんなどの症状として現れていることがあります。しかし、内視鏡をはじめとする胃の検査をしても、異常が見つからないケースが意外に多いのです。このように症状だけで、検査ではなんの異常もない場合を機能性胃腸症といいます。
検査で異常がないが胃の不快症状が続く:胃が広がらない、食べ物を送り出せない、胃や十二指腸の知覚過敏、胃のもたれ、痛みなど特徴的な4つの症状:1、あまり食べていないのに、すぐにお腹がいっぱいと感じてしまい、食べられなくなる 2、食後に胃がもたれてつらい 3、みぞおちに差しこむような痛みがある 4、みぞおちが焼けるように感じる
症状の軽減を目的に薬物療法と生活改善で治療:薬物療法は、患者さんの症状に合わせて処方されます。主なものに、胃散の分泌を抑える酸分泌抑制薬や、胃腸の動きを調節する消化管運動機能改善薬、心理的な要因が関係している場合には抗うつ薬などがあります。

夏だからこそ怖い低体温症!

最近は平熱が35度前後という人が増えています。
平熱が36度以下の人は低体温症と言われ、免疫力が低下するなどさまざまな問題を起こします。


【不健康の悪循環を招く低体温症の恐怖】

ガンの危険が高まる
免疫力が落ちるため、ガン細胞を排除することができなくなる

アレルギーが出やすい
過剰反応は免疫力の低下によって出るため、アレルギーが発症しやすくなる

生活習慣病にかかりやすい
基礎代謝が低下しているため、糖が余り、生活習慣病に

太りやすい
消費カロリーが少ないため、脂肪が溜まりやすい体になる

放射線、放射能って何ですか?

①放射線って何ですか?
放射性物質の原子(不安定な原子)が安定な状態になる際に、原子の中に蓄えられた余分なエネルギーを放出しますが、その放出されるエネルギーが放射線です。
ガスコンロなどでお湯を沸かし、コップに注いですぐにそれを飲もうとしてもあつくて飲めません。
これは、水にガスコンロの火のエネルギーを与え、水の中に蓄えられたエネルギーが熱という形で放出されるためです。
放射線も同じようなもので、原子の中に蓄えられたエネルギーを放射線という形で放出しているのです。主な放射線の種類としてアルファ線、ベーター線、ガンマ線、中性子線などがあります。

②放射線と放射能って何が違うのですか?
放射線は不安定な原子が安定な状態になる際に放出される粒子線または電磁波のことをいいます。
放射能は物質が放射線を出す能力のことをいいますが、放射性物質のことを指す場合もあります。
線香花火にたとえると、出てくる火花が放射線で、花火の先についている火の玉が放射性物質です。
火の玉は、火花を出す能力があるので、これを放射線にたとえると放射能ということになります。

③「放射線に被ばくする」とはどういうことですか?
放射線に暴露されることを被ばくといいます。
人間は日常生活の中で、宇宙・大地・食物を通じて放射線を受けています。
また医療の現場や工業分野でも放射線が利用されています。これは日常生活においてうける放射線は微量で、健康に影響することはありません。
一方、「放射線事故・被害」とは、不慮の被ばくや、予定以上の総量の被ばくをいいます。
健康に影響の受ける総量の被ばくを被る可能性があります。
高線量の被ばくをした場合、血液障害・消化管障害などの急性放射線症になることがあります。
これは、被ばく後、数日から数週間で発症します。また、比較的低線量の被ばくでも、被ばく後数年以降、発ガンや白内障などの晩発障害がおこる危険性もあります。
また、放射線の被ばく様式には、離れた線源による外部被ばく、放射性物質が体表面に付着する体表面汚染、放射性物質の体内への取り込みによる体内汚染に分けられます。

認知症

単なるもの忘れと、認知症(病気によるもの忘れ)は違います。食べたメニューを思い出せないのは、もの忘れ、食べたこと自体を覚えていないのは、認知症の疑いがあります。(家族がつくった)
認知症・早期発見のめやす
1.財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
2.テレビ番組の内容が理解できなくなった
3.約束の日時や場所を間違えるようになった
4.些細なことで怒りっぽくなった
5.外出時持ち物を何度も確かめる
6.趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった など。
家族のちょっとした変化が気になったら、最寄りのお医者さんにご相談ください。

脂質異常症について

脂質異常症は、LDLコレステロールや中性脂肪の量が多すぎたり、HDLコレステロールの量が少ないなど、血液中の脂質のバランスが崩れた状態で、ほおっておくと動脈硬化を進めて、やがて心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気を引き起こす心配があります。自覚症状がないだけに、定期的な健康診断や人間ドックなどでのチェックが大切です。

LDLコレステロール:
血管の壁にたまってプラークを作る材料となるため、悪玉コレステロールと呼ばれます。多すぎると、動脈硬化を進めます。HDLコレステロール:血管の壁から余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きをするので、善玉コレステロールとよばれます。少なすぎると、動脈硬化をすすめます。

中性脂肪(トリグリセライド):
中性脂肪が増えると、通常より小さく、より血管の壁に入り込みやすい超悪玉LDLコレステロールが増えます。また、超悪玉コレステロールの増加に伴って、HDLコレステロールが減ってしまうため、よりいっそう動脈硬化が進みやすくなります。

糖尿病神経障害

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上昇してしまう病気で、自己免疫疾患として起こる1型と、運動不足や食べすぎなど生活習慣の影響が大きい2型があります。

糖尿病が進行すると、合併症を引き起こすことがあります。糖尿病神経障害は、合併症のなかでも起こりやすいもので、多くの場合、最初の症状は足に現れます。
足に現れる主な症状は、違和感・知覚低下・しびれ・足先が冷える・足がつるなど。これらの症状は、脳梗塞などほかの病気でも起こります。
しかし、ほかの病気の場合、症状は左右どちらか一方に起こることが多いのに対し、糖尿病では左右両方の足に症状が現れます。そして、足の先から始まって、徐々に拡がっていくのが特徴です。

また、糖尿病が進行すると、内臓の動きなどを調節している自律神経も次第に障害されていき、立ちくらみや便秘、排尿障害、勃起障害などが起こってくることがあります。
検査の結果、神経障害があると診断されたら、治療ではまず、食事療法、運動療法、薬物療法などにより適切な血糖値を保つ血糖コントロールが重要になります。

糖尿病神経障害は、徐々に進行するため気づきにくいのですが、早期に発見し、適切な治療を行えば進行を抑えることができ、症状の改善も期待できます。糖尿病でジンジン、ピリピリなどの症状に心当たりがある人は、かかりつけ医に相談して検査を受けましょう。

高尿酸血症って何?

尿酸とは体内の細胞の老廃物です。通常は尿と一緒に排泄され、血液の中の尿酸の濃度、いわゆる尿酸値の基準は4.0~7.0mgdlくらいが正常範囲とされています。しかし、何らかの異常で尿酸がスムースに体外に排泄されなかったり、生産されすぎたり、あるいは両方の原因で尿酸血が7.0mg/dlを超えてしまうと高尿酸血症と診断されます。次の3つのタイプに分けられます。尿酸排泄低下型60%、尿酸産生過剰型10%、混合型30%。
近年、高尿酸血症の患者数が増え、特に若い人の発症が目立つようになってきました。血中の尿酸値が高いままの状態が続くと、痛風を代表とするさまざまな合併症が出現することが知られています。それだけでなく、心筋梗塞などの虚血性心疾患の危険性が高まることもわかってきました。


主な合併症
1.痛風(体内で異常に増えた尿酸が関節や腱などに沈着して急性の炎症;痛風発作;を起こす病気)
2.腎機能障害(尿酸が沈着することで動脈硬化も加わって腎機能が障害され、腎不全になる場合もある)
3.動脈硬化症(尿酸の直接的関与は証明されてないが、動脈硬化を合併することが多く、心筋梗塞や脳梗塞が起きやすくなる)
4.膀胱結石(尿酸の結晶で結石ができやすくなり、腎結石、尿管・膀胱結石になる)

高尿酸血症は、食生活を改善し、適度な運動を心がけ、必要であれば薬物療法で尿酸値をコントロールしていく必要があります。尿酸血が高すぎる状態が続くと、ある日突然痛みや腫れなどの発作が起こります。これが痛風発作です。発作は数日で治まり次の発作まではまったく無症状なので、つい放置しがちになります。健康診断などで尿酸血が高いといわれたら、放っておかずに、まずは医師に相談しましょう。

花粉について

昨シーズンの10倍も=環境省(代2報)環境省は27日、今春のスギとヒノキの花粉飛散量予測(代2報)を公表した。昨年末の代1報と同様に、昨夏の猛暑の影響などで、飛散量は昨シーズンに比べ、全国的に多くなると予想。特に東海地方や近畿地方では10倍以上になるところもある見込みだ。
同省は早めの花粉症予防対策を呼びかけている。
スギ花粉の飛散開始時期は、関東から西では例年の2月上旬から中旬にかけてよりもやや遅く、東北、北陸地方ではほぼ例年並みの2月下旬から3月中旬となる見通し。また最も花粉飛散量が多くなるのは関東以西では3月上旬から中旬、東北では4月上旬と見込まれている。

(2011:1:27公表)

平成23年春の花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)

環境省によれば今春のスギ・ヒノキ科花粉総飛散量は、例年に比べ非常に少なかった平成22年春と比較すると、全国的に多くなると予測されています。それは昨年の7月・8月ともに前年より日照時間が長く気温が高くなったことによります。
特に東海地方や近畿地方の一部では、非常に少なかった昨シーズンに比べ10倍以上になる地域があると予測されます。関東から北の地方と西日本でも、昨シーズンの2倍から6倍になる地域が多いと予測されます。
また、スギ花粉の飛散開始時期は、昨シーズンよりやや遅く、例年と同じくらいか例年よりも5日前後遅くなると予測されます。
近年の花粉飛散量は多くの地域において増加しており1980年代には大量飛散とされていた1000個/平方センチを超えて、平成23年春も8割以上の地域が2000/平方センチを超える飛散になると予測されます。この為一部地域を除き全国的に花粉症を発症し、しかも重症化する期間が長くなると考えられます。前シーズン比や例年比での増減に関わらず、予報に基づいて早めの花粉症予防対策が必要と考えられます。
1月下旬頃に最初の気象予報及び花芽調査の詳細結果を踏まえ、第2報が環境省より公表される予定です。これまでの花芽調査結果によれば第2報では本予測より飛散量の予測量が大きくなる可能性もありますのでご注意ください。

腹痛

腹痛
1.どういう痛みでしょうか?
肋骨の下から太ももの付け根の少し上までの範囲に感じる痛みを広く”腹痛”と言いますが、治療の必要がなく自然に治まるものから緊急手術を要する重症なものまでいろいろです。
食 べ物を消化する胃や腸だけが腹痛の原因とは限りません。それ以外にも、血液を全身に送っている大動脈、体液をろ過して尿を作り出す腎臓から膀胱、女性の場 合は卵巣、そして腹筋運動をやりすぎたとき、ときには心臓の痛みをお腹に感じる場合など、いろいろな原因があります。ひとくちに腹痛といってもその感じ方 にはキリキリした痛み、鈍く重い痛み、持続する痛み、軽かったり重かったりを繰り返す痛み、七転八倒する痛みなどがあります。
しかし痛みとその 程度は人によって異なる主観的な感覚によりますので、医療側では痛みがあるときの場所、腸音、お腹の膨らみ具合、押さえたときの腹部筋肉の反応などで客観 的な判断を加えます。原因の病気を絞り込んでいくためには痛くなるまでの経過や体温、脈拍、食べた物、吐き気、吐いた物、下痢、血便など付随する症状など の情報も重要です。

2.すぐに治りましたか?
ト イレに行って排便排尿してすぐに良くなれば大きな心配は要らないでしょう。しかし同時に便に血が混じっていたりコールタール状だと精密検査が必要です。尿 も同様で血液が混じった色でしたら腎臓、尿管からの腹痛の可能性があります。腹痛と水に近い下痢が止まらない、吐き気を伴っている、痛みはたいしたことは ないが熱が出たなどの場合はウィルスや細菌による感染症かもしれません。水分と消化の良いものをとって、できるだけ早く医療機関にかかってください。
体 温が普通で牛乳を飲んだり軽い食事をとると痛みが軽くなる場合は、胃や十二指腸の潰瘍の場合があります。逆に痛みが強くなる場合は膵臓や胆嚢の痛みのこと があります。腹痛とともに脚の付け根が膨らんで痛む症状があったらヘルニアという病気かもしれません。急ぐ必要はありませんが診察を受けることをおすすめ します。

感染性胃腸炎(ノロウィルス)

これは一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。今年は大流行の兆しが心配されています。
ノロウィルスは手指や食品などを介して経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐・下痢・腹痛などを起こします。健康人は軽症で回復しますが、子供やお年寄りなどでは重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウィルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。従って、皆様の周りの方々と一緒に次の予防対策を徹底しましょう。患者の糞便や吐物には大量のウィルスが排出されるので、

①食事の前やトイレの後などには必ず手を洗いましょう。
②下痢や嘔吐などの症状がある人は食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
③胃腸炎患者に接する人は、患者の糞便や吐物を適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
特に、子供やお年寄りなど抵抗力の弱い人は加熱して食べましょう。また、調理器具などは使用後に洗浄・殺菌しましょう。

3週間以上続く咳

3週間以上続く咳にはこんな原因が潜んでいる!

Ⅰ.胸部単純X線写真に異常あり
1.肺癌
2.肺結核
3.間質性肺炎

Ⅱ.胸部単純X船写真に異常なし、発熱なし
1.感染後咳漱(痰+上気道感染+)
2.アレルギー性咳漱(咳喘息、アトピー咳漱など、痰+)
3.気管支喘息(痰ー、喘鳴+)
4.慢性閉塞性肺疾患(労作時の息切れ+、痰+、喫煙歴++)
5.副鼻腔気管支症候群(副鼻腔症状+、痰+)
6.その他(ある種の降圧薬、胃食道逆流症、不整脈)

新型インフルエンザ

新型インフルエンザ
医療従事者の感染防御において、今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)流行では、手指衛生の徹底、サージカルマスク着用、感染者(疑い例を含めて)の隔離策など、標準予防策・飛沫感染対策を行うことにより、その有効性を確認した。

しかしながら感染防御関連の備品を入手できないときがあり、診療所のような経営規模の小さい医療機関で常時必要量を備蓄することは困難であった。医療機関 にすべて任せるのではなく、今後、第二波に備えて公的に感染防御関連備品の備蓄を行い、不足時には新型インフルエンザ治療を行う医療機関に配布するなどの 配慮を期待したい。

2010~2011年季節性インフルエンザと新型インフルエンザにおいて、現時点では、日本も含め世界中で今回の新型インフルエンザは下火になっている が、完全に消滅したわけではなく、まだくすぶっている状態である。南半球では少し増えはじめているという情報もある。普通に考えれば、何らかの形でまた来 ると考えておいたほうがいいと思われる。季節性インフルエンザは普通、抗原変異が起きるが、今回の新型は、今までのところ抗原変異は起きていないようであ る。今回のウィルスの遺伝子的な性格があまり変わらないまま来るのか、あるいは変化が起きて再登場するのかはわからない。2009年の新型インフルエンザ (A/H1N1)では多くの子供が感染したが、同じようなタイプのウィルスが来たときには、まだ感染していない、しかもワクチンを接種していない、基礎疾 患を有する成人は特に気をつけなくてはならない。もちろんウィルスが変われば、また多くの子供が感染する危険がある。

今年のワクチンは、新型H1N1,香港型のA/H3N2,B型の3株である。ソ連型ははずしています。

メタボリックシンドロームの診断基準(腹囲径)

メタボリックシンドロームの診断基準(腹囲径)
メタボリックシンドロームの診断基準のうち必須項目となっているのが腹囲径です。この腹囲径が男性85cm、女性90cm以上になっていれば高血圧を発症 するリスクが高くなるが、腹囲径がこの基準以下であっても、心血管系リスクである血圧高値、血糖高値、脂質代謝異常のうち1つでも認められれば高血圧を発 症するリスクが高くなることが明らかとなりました。
腹囲基準を満たさない人でも、正常高値血圧の人や危険因子を持つ場合は、高血圧ひいては心血管疾患のリスクが高まっている可能性あるため、注意が必要です。
メタボリックシンドロームの診断基準の見直しを求める声が高まっています。

痛風・高尿酸血症

痛風は働き盛りの男性に見られる生活習慣病のひとつです。その痛みの発作は激烈ですが、本当に怖いのは全身的 な合併症です。痛風の元となる高尿酸血症を放置すると尿路結石や腎障害を引き起こし、高血圧や肥満を合併していると動脈硬化を進めて心筋梗塞や脳梗塞のリ スクを高めます。適正な尿酸値を維持する生活習慣を心がけましょう。
1.尿酸値7.0を超えたら高尿酸血症の始まり
2.怖いのは痛みでは なく腎障害などの合併症
3.圧倒的に男性に多く治療は生活習慣が第一

よくプリン体の多い食品を避けるように云われますが、問題は食事の質ではなく、カロリーオーバーです。食事の総量を抑えれば、プリン体の摂取量も減 り、何よりも元凶である肥満の改善につながります。ビールにはプリン体が多く含まれているのは確かですが、ビールに限らず酒類はすべて尿酸値を上げます。
尿 酸値が高いだけで、痛風の関節炎を経験していない人は、生活習慣の修正で尿酸値が下がれば、薬による治療は必要ありません。しかし、どうしても尿酸値が下 がらない人や、痛風発作を何度も繰り返す人は、薬の助けを借りて尿酸値を下げる必要があります。
高尿酸血症と言われた人は、健康診断や血液検査で の尿酸値の推移をチェックするようにしましょう。
高尿酸血症・痛風を予防する5ケ条
1.プリン体の多い食品を気にするよりも食事の 全体量を抑えて肥満を解消することが第一
2.アルコールはすべて体内の尿酸を増やすのでお酒を減らす
3.脱水は尿酸値を上げるので水分を 摂り、尿量を多くして尿酸の排泄を促す
4.激しい運動や筋肉運動は尿酸値を上げやすく、軽い有酸素運動を長時間続けることが効果的
5.精 神的ストレスも、肉体的ストレスも、尿酸値を上げるので、ストレスをじょうずに発散する

どうしましたか、という問診

診察、治療を進めていくうえで、医師や患者さんとのコミュニケーションはとても重要です。
診察室に入った患者さんに対して、最初に医師が聞くことは、【どうしましたか】という質問です。これは患者さんの訴え、即 ち患者さんの症状を知るための問いかけで、医学的には【問診】と呼ばれています。
お医者さんにほとんど行ったことがない患者さ んは勿論、病院によく行かれる患者さんも問診は苦手という方が多いようです。そこで、医師に自分の症状を的確に訴えるポイ ントをお話しましょう。お医者さんに症状を説明する前に、あることを思い出してください。小さい頃学校で習った、、、、だ れが、いつ、どこで、なにが、なぜ、どうした、、、、という項目です。
しかし、医師が知りたいのはこれらすべてではありません。ま ずはじめに、だれが、は、あなたが、ですからいりません。また、なぜ、は、医師が考えることですから必要ありません。どこで、も、海 外で病気になったようなときには必要でしょうが、普通は言わなくてもいいでしょう。したがって、自分の症状を医師に訴えるときに は、いつから、なにが、どうした、、、だけで十分です。具体的に、1ケ月前から腰が痛い、、、、とか、昨日から胃の調子が よくない,と言えばいいだけのことです。それからあとは医師が、診断に必要なことを次々に聞いてくれますから、その質問に きちんと答えていけばいいのです。
【どうしましたか】という言葉の意味は、診断にむす びつくキーワードなのです!

成人百日咳

成人百日咳
小児科からの観測でも、今年はさらに成人の百日咳羅患率が増えていて注目されています。ワクチン接 種後のブース ター効果の減少、百日咳菌遺伝子変異などが原因とされていますが、特に成人の割合は、2000年は全報告のうち2.2%だっ たのが、09年には40.5%。今年は5月時で54.9%と、過去10年で最高となりました。
今後は、小児科のみならず、 内科領域での対応が急務です。小児に見られるような特徴的な咳はなく、夜間咳で眠れない、咳き込むと止まらない、というのがむしろ特 徴です。こうした症状であったら、百日咳かもしれない、とまず疑ってかかりつけ医を受診しましょう。抗体検査(血液 検査)をし、マクロライド系抗生物質を投与、1週間程度で抗体価がでるので、その結果からさらに服薬が必要か、これで終わ りかを判断してもらうこととなります。

甲状腺機能障害について

甲状腺は首にある器官で、ホルモンをつくって血液中に分泌し、体の働きを正常に保つ役割を担っています。甲状腺機能障害として代表的なのはバセドウ病と橋 本病です。女性に発症しやすく、女性の甲状腺疾患全体の9割を占めています。
甲状腺機能が進みすぎるバセドウ病:バセドウ病は、甲状腺機能亢進 症の一つで、免疫の異常によって起こります。なんらかのきっかけにより自分自身を攻撃する抗体ができてしまい、この抗体が病原菌と間違えて甲状腺を刺激 し、甲状腺ホルモンを過剰につくらせます。すると、代謝の機能が進みすぎることになるので、エネルギーをどんどん消費している状態になり、疲れやすい、今 まで平気だった動作がつらくなった、よく汗をかく、食欲は変わらないのに体重が減少した、動悸がする、手指がしびれる、下痢をするなどの症状が現れます。 このほか、甲状腺全体が腫れて首が太くなる、眼球が飛び出しているようになる、といった症状が現れる人もいます。
甲状腺の機能が低下する橋本病: 橋本病は、甲状腺機能低下症の一つで、バセドウ病と同じく免疫の異常によって起こります。抗体が甲状腺を刺激し、慢性の炎症を起こして甲状腺が全体的に腫 れてきます。炎症が軽いうちは甲状腺ホルモンをつくることができますが、炎症が進むとつくれなくなり、甲状腺ホルモンが不足するので甲状腺の機能が低下し ます。橋本病によって甲状腺の機能が低下すると、バセドウ病とは反対に、エネルギーの足りない状態になります。主な症状としては、食欲がなく、食べない割 りに太る、無気力、寒がりになる、月経不順、気分の落ち込み、手足のしびれ、むくみなどがあります。なお、甲状腺の腫れは比較的小さく、気づかないことも あります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は中年や肥満の人に多いのですが、若い人や子供、やせている人にも起こります。昼間に眠気 がある、熟睡感がないなどの症状がある場合には呼吸器科などで診てもらいましょう。

いびきがうるさい!眠っているとき呼 吸が止まっている、昼間に居眠りが多い、周囲にそんなことを言われたり、そのような人はいませんか?それは、睡眠時無呼吸症候群(SAS) かもしれません。

SASとは、睡眠中に10秒以上の無呼吸もしくは低呼吸が 1時間に5回以上ある状態をいいます。原因は、睡眠中にのどの周囲や舌根の筋肉が緩んで奥に落ち込み、気道が塞がること です。中年や肥満の人に多い傾向にありますが、根本的な原因は顔面頭蓋骨の形状によると考えられています。そのため、あごが小さく面 長でのどの奥が狭い東アジア人は、やせていてもSASのリスクが高いと言えます。最近は、若い人のあごが小さくなっている傾向がある ので注意が必要です。また、子供でもSASになります。多くの場合は、扁桃やアデノイドの肥大による器質的な原因で発症します。治 療しないと、眠気のために学業に悪影響が出たり、成長障害などが起こることがあります。

SASの自覚症状の多くは、昼間の眠気 です。そのほか、起床時の頭痛や口渇、夜間の頻尿や不整脈、熟睡感がない、いくら寝ても疲れが取れない、集中力がないなどがありま す。こうした症状があっても自分がSASかもしれないとは思わないため、家族からいびきや無呼吸を指摘されたり、会社の上 司に居眠りを注意されたりして病院を受診する人が多いようです。思い当たる症状がある場合は、早めに呼吸器の専門医に診てもらうこと をおすすめします。

SASの問題点は、仕事や学業に支障をきたす以外に、実 は寝ている間にいろいろな病気が起こりやすくなるところにもあります。睡眠中に低酸素血症を繰り返すことにより、狭心症発作や不整脈 を起こします。また、交感神経の緊張状態が続くことから高血圧症や自律神経障害を起こし、そこからインスリン抵抗性を招いて、糖尿 病・高脂血症などを発症させ、やがて動脈硬化から心筋梗塞・脳梗塞などの病気を引き起こします。これらは、肥満と関係のあ るメタボと同じ病態です。

慢性頭痛について

一般に”頭痛もち”と言われる慢性頭痛患者さんは、人口の約4人に1 人と多く、日常生活に支障をきたす方も少なくありません。多くは市販薬で対処されていますが、服薬量が増加するなど、医療 機関での適切な診断や治療を受けることが望ましい患者さんであっても受診する方は非常に少なく、慢性頭痛に対する理解と社会的認識が 未だ低いことが問題視されています。

慢性頭痛にも種類があり対処法も異なる!
一番多い頭痛は、” 緊張型頭痛”と言 われ、身体的、精神的な原因により、頭の筋肉が収縮することで発痛物質が遊離され頭痛が引き起こされるものです。家 事や仕事を中断せざるを得ないほど支障が大きくはないため、多くの患者さんは市販の頭痛薬によって対処されているケースが多いです。

次に多いのが、頭痛の時、動くと痛みが増強したり、寝込んだり、嘔吐や光過敏、音過敏、匂い過敏など頭痛以外の症状を伴い、日 常活動の中断を余儀なくされ、患者さんに多大な支障をきたす”片頭痛”です。頭の血管が拍動的に以上拡張し、三叉神経を刺激するのと 同時に、血管周囲に炎症を引き起こすことで、4時間から72時間と長時間にわたり頭痛を引き起こすのが特徴で、医療現場や 社会的な問題として重要視されています。

稀なケースとして”群発頭痛”という頭痛があります。これは、患者さんの数としては少 ないものの、激烈な痛みを伴う頭痛として知られており、ある一定期間に、特に就寝時、毎日のように頻発する頭痛で、同じく 脳血管の異常拡張が原因と考えられています。 このように、慢性頭痛には種類があり、発症機序が異なることから、その対処法も異な ります。緊張型頭痛は、筋肉をほぐし、血行を良くすることで痛みが軽減しますが、血管が異常拡張している片頭痛や群発頭痛 では、異常拡張した血管を収縮させ、血管周囲の炎症を軽減することが頭痛の改善につながります。つまり、頭痛の 時にマッサージや入浴などで軽減されるのは緊張型頭痛であり、片頭痛ではかえって痛みが悪化するということになります。

体脂肪率とBMI

「肥満」とは一般に、体重が多いこと、太っていることと思われがちですが、医学的には「体脂肪が増えすぎた状態」を意 味します。生活習慣病の多くは、肥満と関連して起きるので、肥満のチェックは重要です。肥満の指標として、体脂肪率、BMIなどが用いられますが、これら の値が高いからといって、それだけで病気というわけではありません。血液検査や血圧など、他の指標と合わせて、総合的にからだの状態を判断する必要があり ます。

体脂肪率:体脂肪率とは体重に占める体脂肪の重さの割合です。市販されている体脂肪計のほとん どはインピーダンス法によるもので、身体に微弱に電気を流して、電気をほとんど通さない脂肪の量を測っています。これらの体脂肪計では、朝一番や入浴後で も測定値は異なってきます。同じ機種で同じ時間帯、同じ状況で計測することが重要で、数回、計測して平均的な体脂肪率を記録します。一般に、男性では 15~20%、女性では20~25%程度が適正。男性で25%以上、女性で30%以上であれば、体脂肪を減らす必要があると考えられます。

BMI:肥満の判定にはBMIが用いられます。BMIは体脂肪量とよく相関するとされています。BMIは体重と身長より次の式で求められます。BMI=体重(㎏)÷身長(m)BMI25以上を肥満と判定しています。
BMI で肥満の判定であっても、それだけで病気というものではありませんが、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常など肥満に関連する障害を伴う場合は「肥満症」となり ます。特に問題となるのはおなかの臓器のまわりにつく内臓脂肪で、これが過剰に蓄積した内臓脂肪型肥満は病気を起こしやすい危険な肥満と考えられていま す。そのため、メタボリックシンドロームの診断基準ではBMIではなく、腹囲が採用されています。

腹囲:腹部のCT検査より、内臓脂肪の面積が100平方cmを超えると腹部肥満と判定されますこれに相当する腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上とされ、この基準値を超える場合に内臓脂肪のたまり過ぎを疑います。
このような内臓脂肪の蓄積に生活習慣病が重なると、動脈硬化が促進され、心筋梗塞などを起こす危険性が高くなります。少し高め、の場合もメタボリックシンドロームを意識して、減量を目指すことにより、生活習慣病の予防につながります。

メタボ解消の健康習慣

メタボリックシンドロームでは、検査値の異常も比較的経度の場合が多く、食事や運動などの生活習慣を見直せば十分に改善することができます。で、メタボと指摘された人、肥満気味でメタボが気になる人に勧められるのが、「一無(いちむ)・二少(にしょう)・三多(さんた)」の6つの健康習慣です。
一無は”無煙” 二少は”少食” ”少酒” 三多は”多動”  ”多休” ”多接”のこと。すなわち、タバコを吸わず、腹八分目の食事をし、お酒は控えめにして、体をよく動かし、よく休み、多くの人・事・物と接してよい刺激を受け、悩みがあれば人に相談し、趣味や好きなことでストレスを発散し、前向きで創造的な生活を送りましょう、ということです。

「息切れ」は病気のサイン

息切れ(呼吸困難)は、肺や心臓の病気で最も多い症状の1つです。息が苦しくなるのは、「酸素が足りませんよ」「全身に酸素を送るのに心臓の働きが追いつ きませんよ」など、体が発している警告です。従って、息切れがあるときは体の検査をすることが必要です。息切れを起こす病気は、肺が最も多く、次が心臓、 その他には貧血や感染症などがありますが、体力が落ちたときにも起こります。

よく、年のせいだから仕方がないと放っておく人がいますが、 健康であれば年をとっても息切れはほとんど起きません。同年代の人と比べてどうかということが息切れを見つけるポイントの1つになります。もう1つ大事な ポイントは、動いたときの状態で息切れがあるかないかを見ることです。息切れがあると、自然に日常の活動を自分で制限するため、息切れの自覚がなくなりま す。従って、階段を昇るとき、急ぎ足で歩いたときなどの状態で考えることが大切です。

この2つのポイントで、もう一度自分をチェックして ください。特にたばこを吸ったことのある人、気がつかないうちにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、具体的には肺気腫、慢性気管支炎という病気にかかっている 可能性があります。気になる息切れがあったら、医師に相談しましょう。たばこを吸っている人は早くやめて、適切な検査・治療を受けるようにしてください。

インフルエンザ

インフルエンザウィルスにはA,B,Cの3型があり、日本で冬季に季節的流行を繰り返すのは、A型とB型。A型はHAとNAの亜型の組み合わせで分類さ れ、A香港型(H3N2),Aソ連型(H1N1)の2亜型が流行を繰り返す。流行時期は12~3月頃で、ピークは1,2月。多くは上気道に限定した炎症を 起こし、突然の高熱や感冒症状以外に全身症状を伴うのが特徴で、インフルエンザ患者との接触歴があれば診断しやすい。

なお、現在「新型イ ンフルエンザ」と言われているA/H1N1パンデミック2009は、ブタ由来のインフルエンザウィルスがブタ体内でヒト、トリのウィルスと遺伝子的に交雑 し、ヒトへの感染性を獲得し流行したもの。「H1N1」と表記されるが従来のAソ連型(A/H1N1)とは遺伝的に異なる部分が多く、1920年代以降に 生まれたスペインかぜを経験していない人のほとんどは免疫がない。

PSP検査

50歳になったら年に1度はPSP検査を受けましょう。 PSP検査とは、前立腺ガンの早期発見に有効な検査です。ごく少量の血液があれば測定可能で、通常の血液検査とあわせて簡単に行うことができます。
とくに前立腺ガンリスクが高まる50歳以上の男性は定期的に検診を受けることが大切です。

新型インフルエンザをどう乗り越えるか

今回の新型インフルエンザは、幸いにも、当初警戒していたトリインフルエンザほど病原性は強くなかった。とはいえ、季節性インフルエンザと異なり免疫を持っている人は少ないので、患者数の増加とともに必ず一定の割合で重症化する人が出てくることは予想される。実際、日本でも患者数は拡大の一途にあり、少数ながら死亡者、重症者が発生している。

こうした状況に対して、まず欠かせないのは、重症化のリスクが低い人は高い人のことを思いやり、協力すること。
例えば、新型インフルエンザに感染し、幸いにも軽症で済んだとして、しかしそれで終わり、というものではない。感染症はヒトからヒトへと感染していく病気なのだから、罹患してしまったら、もうそれ以上感染拡大させない、つまり他人に感染させないよう努めることもひとつの方法である。そうした思いやりを持てるかどうかは、社会の成熟度を測る物差しとも言える。

また慢性疾患のある人は重症化のリスクが高いと言われているので、日常の健康管理に注意を払い、病気のコントロールを良好にしてリスクを減らす努力が必要となる。病気の自覚がない人も、潜在的な問題がないか健康診断を受け、必要なら治療を受けることが、新型インフルエンザへの備えとなる。こうした行動を患者さんがとれるかどうかは、かかりつけ医など医療者からの働きかけにかかっている。

新型インフルエンザ 

5月初旬から関西を中心に感染者が出始め、学校の休校が相次ぐなどの第一波があった後、一応下火になったように見えました。しかし、第一波ほどの勢いはな いですが、夏の間も新たな感染は収まらず、その後の感染者数のほうがずっと多くなりました。また、冬季が訪れた南半球で感染が激増しただけでなく、北半球 の中国やフィリピンでも相当数の感染者が出ました。
フィリピンのサーベイランスシステムは日本より不完全だと考えられますが、それでも日に100 人もの感染者が報告されました。今回流行しているウィルス(H1N1)には感染してもすべての人が発病するわけではない、感染した人がすべて医療機関にか かるわけではない、さらに簡易検査キットでは漏れがある、全数調査も中止されて報告にタイムラグがあることを考え併せると、報告された感染者は氷山の一角 だということは知っておく必要があります。
免疫を持つ人がおらず、感染力も強いからと言われていますが、暑くて湿度も高い夏に終息せずこれだけ感染力があるということが、そもそも尋常ではありません。
来るべき冬のことは当然考えておかなければなりません。感染経路も、国内での感染例、海外からの輸入例のほか、疫学的なリンクの分からないものも増え始めており、人の往来も激しい時代に、これで静まると考えるのは無理があります。
妊婦や糖尿病患者など重症化されやすい基礎疾患のある人への対応が最大の課題です。

メタボリック症候群

動脈硬化による心血管病のリスクファクターである肥満、高血圧、耐糖能異常、脂質代謝異常が同一個体に重積する病態は、1980年代より syndromeX、死の四重奏、インスリン抵抗性症候群、マルチプルリスクファクター症候群などの名称で呼ばれてきたが、近年になりメタボリック症候群 として統一されている。

今日、グローバルに起こっている肥満の蔓延は、飽食の時代の肥満を基盤病態とする現代病としてのメタボリック症候群の認識と対策の重要性を強く示唆するものである。
このリスクファクターの重積するメタボリック症候群の基盤病態として、インスリン抵抗性と肥満が想定される。

肥満は「脂肪組織に過剰に脂肪(中性脂肪)が蓄積した病態」と定義されるが本来の脂肪蓄積臓器ではない肝臓、骨格筋、膵臓などの非脂肪組織の細胞にも脂肪蓄積が生じる。
脂肪肝などは肥満症で必発するが脂肪蓄積量とインスリン抵抗性に相関が認められることは良く知られている。

女性に多い冷え症〔夏は冷房に注意しましょう〕

手足の先や腰のまわりが冷えるなど、冷え症の症状に悩んでいる人はすくなくありません。最近では、夏に冷え症になる人も増えています。患者の大半は女性ですが、男性も無縁ではありません。冷え症は、頭痛や下痢、膀胱炎などを引き起こすきっかけになることもあり、体を冷やさない対策が必要です。

原因は食事や血液の流れ:冷え症は、体が十分な熱をつくれない、あるいは熱を全身にうまく運べないために生じます。体温を維持する熱は食べ物から得られますが、胃腸が弱い、ダイエットなどで食事の量が少ないなどという人は、つくられる熱も少なくなります。また、熱は筋肉によっても産生されます。筋肉の量が少なければ、産生される熱も少量です。筋肉の多い男性より女性に冷え症が多いのはこのためで、運動不足で筋肉の少ない人は、冷え症になりやすくなります。熱を全身にうまく運べない、というのは、血液の流れに関係しています。熱は血液によって全身に運ばれますが、動脈硬化があったり、食べすぎや運動不足などによって血液の状態が悪くなり、ドロドロとした粘り気のある血液になっていると、血液が毛細血管を通りにくくなって、熱が体の細部にまでいきわたらなくなります。

なお、脂肪の多い部位は毛細血管が少なく、もともと冷えやすいといえます。そのため、脂肪の多い尻や太ももは冷えやすく、下半身の冷えを訴える人も多いのです。

このほか、自律神経の働きも冷え症には関わっています。自律神経は、心臓の動きや発汗して体温調節するなど、無意識に体の働きをコントロールしています。交感神経と副交感神経からなり、交感神経は活動するときに働き、血管を収縮させます。副交感神経は休息しているときに働き、血管を拡張させます。これらは必要に応じて自動的に働いていますが、精神状態の影響を受けやすく、ストレスが多いと交感神経が強く働いて血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。
つまり、人間関係や仕事のことで悩んでいたりしてストレスが多いと、冷え症になりやすくなるのです。

このように、冷え症の原因は、胃腸の調子、血液の流れ、自律神経のバランスなどさまざまです。治療には、原因を知ることが第一で、胃腸が弱いなら胃腸の調子を整える薬、血液の流れが悪いなら血管を拡張させるビタミンEを服用するなどします。また、生活習慣を改善することも必要です。冷え症になると、疲れやすかったり、風邪をひきやすくなったりするほか、月経痛や腰痛、頭痛、下痢、便秘、膀胱炎、不眠などを引き起こすこともあります。なかには、貧血や甲状腺機能低下症、膠原病などの症状として現われている場合もあるので、気になる症状のある人は、一度かかりつけ医に相談してみましょう。

COPD

COPDは、気道や肺の炎症によりもたらされる慢性の気流閉塞性疾患です。本疾患は喫煙との関連が深い生活習慣病であり、国民の530万人以上が罹患しており、今後さらに増加すると推定されている。
COPDの臨床症状は労作時息切れから始まり、徐々に進行しやがて呼吸不全に陥る。
しかし、近年、COPDは予防かつ治療が可能である疾患と捉えられており、早期の診断と治療介入が必要である。
具体的には、禁煙、ワクチン接種、薬物療法、呼吸リハビリテーション、酸素療法、外科療法などを重症度に応じて段階的に行うことにより、呼吸機能(1秒率)の低下を防ぎ、症状や運動耐容能を改善し、QRLを維持することである。
このうち薬物療法は(気管支拡張薬、抗炎症薬:ステロイド)治療の中核をなすものである。

肥満の予防・改善のために

メタボリックシンドロームの治療と予防には、肥満の解消と蓄積した内臓脂肪を減らすことが重要になります。肥満とは、単に体重が重いことではなく、体に脂肪が蓄積している状態で、なかでも、なかでも、内臓に蓄積した脂肪が、いろいろな病気を起こしやすくすることが大きな問題なのです。

1.個人によって異なる肥満の原因:なぜ、脂肪が蓄積されるのか、一般的には、食べすぎでエネルギーをとり過ぎているか、運動不足でエネルギーの消費が落ちているか、またその両方かということになります。しかし、この食事の摂取量と運動量のアンバランスに至る理由や過程は、一人ひとり異なっています。肥満になる、あるいは肥満症の治療がうまくいかない要因はさまざまです。
車社会が発展してきたこと、朝食を抜く、夜食を食べるといったリズムの異常、そして、ストレスも食べ方に影響します。また、太りやすさ、やせやすさという体質的なものもあります。ですから、一様に運動不足、食べすぎとはいえない部分もあるのです。大切なのは、まず、自分自身で、自分の体重が増えてしまう理由や減らない理由を知ることです。

2.普通の食習慣をとり戻そう:30年ほど前、日本では、肥満はさほど問題になっていませんでした。近年、肥満の人が増えてきた原因の一つとして、食習慣の変化があげられます。日本型の食事を再認識し、1日に3度の食事を規則正しく、ゆっくりよく噛んで味わって食べる。このような、ごく普通の食習慣をとり戻すことこそが、肥満症の予防・改善につながります。

最近注目のEPAやDHA

最近注目のEPAやDHA
今、栄養がバランスよく含まれている魚介類が注目されています。
魚介類は栄養の宝庫と言ってもいいくらい、色々な栄養成分がバランスよく含まれています。まず、魚に豊富に含まれる蛋白質は、必須アミノ酸をバランスよく含む良質のものが多く、身体のもとになります。また、日本人で不足しがちなカルシウムも魚には多く含まれており、特に骨ごと食べられる小魚は理想的なカルシウム供給源と言えます。
魚の脂質含有量は1~10%程度で、一般的に白身魚には脂質が少なく、赤身魚には多く含まれています。魚の脂質には不飽和脂肪酸が多く、固まりにくく流動性があります。中でもEPA(エイコサペンタエン酸)はコレステコール値を低下させる作用や動脈硬化、脳出血を防ぐ作用があります。また、DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳を活性化し、老化を防ぐ作用のほか、網膜細胞を活性化する働きがあります。
さらにビタミンA,D,E,も多く、これらは肌荒れを防ぐ作用があります。
食生活と死因に関する調査では、魚介類を多く食べると心臓病、脳血管疾患、がん、高血圧などに有効であることが示されました。生活習慣病の予防のためにも、毎日の食事に魚介類を取り入れるようにしましょう。
 

家庭血圧


家庭血圧
高血圧患者は国内に3~4000万人といわれている。来院時の血圧測定で高い血圧値が示されても、「緊張してるから」、「診察室で測っているから高いだけだ」、「急いで来たから」などと理由付けしてしまう患者が多い。
HbA1c(血糖の約1ケ月間の平均値)はその日の状態で大きく変わるような数値ではないため言い訳できないが、血圧は動揺性が大きいことを患者も知っていて言い訳しやすいと想われる。
最近、家庭血圧が重要であると言われつつ、血圧手帳を渡して測定することが推奨されている。自宅に血圧計がないという患者にも、「できれば血圧計を買ってここに記入して欲しい」と伝えて渡される。
理由としては、家庭血圧が自由行動下血圧測定に準ずる、患者の真の血圧レベルを知ることができるから。また、「この血圧手帳へ記録して年1~2回持って来て欲しい」といえば来院も続けてくれる患者もいる。経過観察をしながら家庭血圧の記録をもとに本人の高血圧への気付きを促せると考える。

スギ花粉、例年並みか多め=環境省

スギ花粉、例年並みか多め=環境省
環境省は30日、今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量
予測を公表した。昨年末に発表した速報と同じく、飛散量は全国的に例年(過去10年の平均)並みかやや多い。飛散開始時期は例年並みとみている。
前シーズンと比較した飛散量は、東北と関東で前年並みか、やや少なめ、東海、北陸から九州で一部を除き多目になるという。スギ花粉前線をみると、関東から近畿の太平洋側と中国の一部、四国、九州で2月20日ごろに飛び始め、東北南部で3月1日ごろ、東北北部で同10日ごろとなっています。

カルシウム不足の日本人

カルシウム不足の日本人
カルシウムは日本人に唯一たりない栄養素です。
  • 厚生省のまとめでは、日本人全体に不足しているカルシウムは一日の所要量の八割しかとれていないそうです。
  • 日本の土壌そのものにカルシウムが少ないことが理由の一つにあげられています。日本の土は火山灰地で、水もカルシウムが少ない軟水。
    従って作物もカルシウムが乏しく野菜・果物にもカルシウム成分が少なく、国際的に見ても、日本人はカルシウム不足。
  • カルシウムはご存知のように、骨の主成分、骨はカルシウムの貯蔵庫です。

  • 血液中のカルシウム濃度は私たちの健康と生命維持に密接なかかわりをもっています。その役割はじつに多種多様でしかも重要なものばかり。血液中のカルシウム濃度が低下したまま補給されないとしたら、心臓や脳の働きがストップしてしまう可能性さえあるのです。
  • カルシウム不足は血管の老化を早めます。カルシウムの摂取量が足りない人に高血圧や動脈硬化症が多く見られるのは確かです。
  • カルシウムは老化防止の決め手です。若いうちからカルシウムをとりましょう。また、年をとるほどカルシウムをたくさんとって補給に努めることが老化防止の決め手だといえます。
  • 日光にあたらないとカルシウムは吸収されない。カルシウムの摂取量を多くするだけでは、じつは片手落ちなのです。食物からとり入れたカルシウムが吸収されるときに、ビタミンDが大きな役割を果たしており、ビタミンDが不足すると、せっかくとり入れたカルシウムも、腸から吸収されにくくなるからです。日光浴によるビタミンDの供給は、カルシウムの吸収を高めるうえで大きなポイントとなります。
  • 運動不足もカルシウム不足を招き、骨を弱くする。筋肉もそうですが、骨も使わないと弱くなってきます。運動すると、骨へのカルシウムの沈着が促進されるためです。
  • 加工食品のとりすぎ、酒、たばこもカルシウム不足になります。ビタミンDや運動がカルシウムの吸収を促す善玉だとしたら、吸収を妨げる悪玉といってよいのがリン、酒、たばこなど。
  • 牛乳、魚、野菜、大豆、海草をしっかりとりましょう。現代生活にカルシウム不足を招くさまざまな要因が増えているとしたら、ますます食事からカルシウムをしっかりとらなければなりません。カルシウムを多く含む食品を積極的にとりましょう。

インフルエンザの治療薬

新型インフルエンザをめぐり、緊急時対策が各国で検討されています。具体的にはタミフルの備蓄ならびにプレパンデミックの備蓄であり、すでに医療関係者などに対して事前接種する臨床研究がはじまりましたが、流行後に作られるパンデミックワクチンとは異なり効果については未知数との課題は残っています。

さて、毎年流行するインフルエンザに対しての治療薬としては、シンメトレルとタミフルやリレンザがあるが、シンメトレルはA型のみで耐性株、副作用の問題がある。タミフルやリレンザはシンメトレルに比して耐性ウィルスは少なくA型、B型の両者に有効で、発病48時間以内での使用に限られているが使用しやすい。


しかし、課題もある。タミフルは十代の問題が生じて社会問題となり、平成19年3月、十代患者への使用を原則禁止として因果関係をめぐり種々検討されていたが、小児患者約一万人を対象とした調査からアンケート結果の解析で、データの信頼性に限界はあるものの、正の関連は検出できなかったと報告された点である。


もう一つの課題は、タミフルのA/HINI耐性ウィルスの存在である。日本は一人当たりの使用量が世界の中でも最も多い国であるものの耐性頻度の報告は約1%以下と低いが、むしろ使用量が少ない欧州からの報告では当初1%未満であったのがノルウェー67%、EU諸国全体でも約20%以上の頻度で検出され自然発症的な耐性変異株と考えられ、流行株同様感染効率を持つことが分かっているので、今後は耐性株の動向には注意が必要であろう。

「インフルエンザ」Q&A

「インフルエンザ」Q&A
Q.1インフルエンザと普通のかぜはどう違うのか?
A.1インフルエンザと普通のかぜとは、原因となるウィルスの種類が異なる、違う病気です。通常のかぜはのどや鼻に症状が現われるのに対し、インフルエンザは急な高熱が特徴です。さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。特に65歳以上の高齢者がかかると重症化の可能性が高く肺炎など合併症を併発することが多いので、十分な注意が必要です。

Q.2インフルエンザの合併症というのはどんなものがあって、特に問題なのは何か?
A.2インフルエンザの合併症には中耳炎、気管支炎、肺炎などがありますが、最近、深刻な問題になっているのは小さな子供の脳炎です。流行によって異なりますが、幼児を中心として毎年100~500人の発症、その10~30%が死亡し、そしてほぼ同数の後遺症患者が出ていると推測されています。

Q.3インフルエンザにかかると、くしゃみや発熱などの症状はすぐでるのか?
A.3インフルエンザにかかってもすぐに症状が出るわけではありません。インフルエンザにかかってから、くしゃみや咳、悪寒、発熱、倦怠感などの症状が出るまでの期間を潜伏期といいます。潜伏期は、個人差はありますが、1日~3日です。

Q.4インフルエンザウィルスが体の中に潜伏中でまだ症状が出ていない時でも、人にうつるのか?

A.4インフルエンザは、患者のくしゃみや咳、痰などに含まれるウィルスを、他の人が呼吸器から吸い込んでしまうことによって、感染します。ですから、くしゃみや咳などの症状が出る前の潜伏期でしたら、人にうつることはありません。

Q.5インフルエンザを発症するという時の「発症」とは、どういう意味か?

A.5発熱、倦怠感、筋肉痛、くしゃみや咳、などの症状があらわれることを「発症」といいます。

Q.6同じタイプのインフルエンザに、もう一度かかる可能性はあるか?
A.6可能性はあります。インフルエンザウィルスは、突然変異を起こしやすいウィルスで、毎年流行を繰り返すたびに突然変異を起こして、少しずつ違った性質のウィルスが現われます。特にA型は変異を起こしやすいといわれています。突然変異で性質が違っていると、今までの免疫で防げなくなることがあるため、以前かかったインフルエンザと同じようなタイプのインフルエンザに、もう一度かかる可能性があります。

Q.7A型とB型のインフルエンザに、同時にかかることはあるか?

A.7可能性はあります。同じA型でも、ソ連型にかかったあと香港型にかかったりすることもあります。

Q.8インフルエンザにかかった後、まわりの人にうつらなくなるのは、いつ頃からか?

A.8個人差がありますが、インフルエンザウィルスにかかって症状が現われてから2~7日間は、ウィルスを体の外に出すと言われています。この間は、まわりの人にうつる可能性があります。また、熱が高いほどウィルスをたくさん出すと考えられているので、熱が出ている間はまわりの人にうつさないよう、注意が必要です。小児の方が高齢者よりウィルスを大量に出します。

Q.9妊娠中にインフルエンザにかかったら、赤ちゃんに影響があるのか?
A.9妊娠初期の3カ月間に母親がインフルエンザにかかると、将来子供が統合失調症になるリスクが7倍になるという研究結果があります。妊娠中期以降にかかった場合は、このリスクが高くなることはないようです。

Q.10インフルエンザにかかったかを判断する迅速キットは、どのくらい信頼できるのか?A.10感染していても初期でウィルスの量が少ない場合は、陰性とでる場合があります。陽性とでたら、その診断は確実です。キットの種類によっては、A型・B型の区別も可能です。

Q.11インフルエンザにかかりましたが、いつ頃から出勤してもいいのか?
A.11  社会人が職場に復帰する目安については、特に決まりはありませんので、主治医にご確認ください。インフルエンザにかかったあとは体力が落ちていることもあるので、無理をせず、十分に回復してから復帰するのがベストです。症状が出てから3~7日間は他の人へうつす可能性が高いので、人が多く集まる場所は避けましょう。

Q.12インフルエンザにかかったが、いつ頃から学校へ行ってもいいのか?
A.12学校保健法では、「解熱した後2日を経過するまで」は登校を控えるようにと定められているので、熱が下がって2日たってから登校するのが目安です。

診療に不可欠なMR

現在、我が国には6000台を越えるMR装置が稼動しています。これは対人口100万人当たり47.5台であり、諸外国と比べても突出しています。CTもほぼ同様です。CT装置もMR装置も他の先進国と比較して、対人口当たり3~10倍多い。
今やCTとMRIは診療に欠かせない存在であり、その重要性はますます増えている。我が国は対人口当たりの医師数では最低レベルであるのに、WHOの評価によれば世界最高レベルの医療を提供している。その背景の一つとして、CTやMR検査へのアクセスの良さが貢献していると思われる。
今後、新しい画期的な画像診断法が開発されない限り、CTとMRIが診療に不可欠な検査法として臨床利用されていくものと思われる。
しかし、臨床医からは難しいという声をよく聞く。MRIでは常に新しい撮像法が開発され、現在も進化をつづけている。これらがMRIを難しくしている主な要因と考えられる。
従って多忙を極める診療のなかで臨床医がMR画像を瞬時に理解し、患者にその内容を的確に説明するのは至難の業ともいえる。
しかし、今後もMRIは診療に不可欠な画像診断検査であり続けるであろう。

受診のコツ

命にかかわる重病ででもない限り、医者は患者に「次はいつきなさい」と要求しない。診療が終わったらかならず「今度はいつくればいいのか」を聞くこと。

診療が終わった後、ほとんどの患者さんは医者にむかって、「どうもありがとうございました」などとお礼のあいさつをしてそのまま帰られる。しかし、じつはお礼の言葉よりもっと大切な別れのあいさつがある。「先生、今度はいつくればいいのですか?」という会話だ。こうたずねれば、医者はかならず、「念のために一週間後にいらっしゃい」とか、「できれば半年後にもう一度検査したほうが安心ですね」とか、「もう、こなくてもいいですよ」というふうに明確に答えてくれるはずだから。 医者はその患者さんが重病なら、自分のほうからいついつにかならず来てくださいというはず。それほどひどくなることはとりあえずないだろうと判断すれば、あとは患者さんの意思にゆだねる。だから、患者さんのほうも多少なりとも不安なら「今度いつくればいいのですか」と自分から聞いてほしい。基本的に自分の健康や命を守るのは患者さん自身だ。けっして、
医者にまかせっきりにするたぐいのものではない。

ダイエット!こんな手軽に?

ながらエクササイズでシェイプアップ!!
 忙しい毎日、運動時間を作るのはとても大変です。ダイエットの秘訣は継続すること。そのためにも毎日の生活の中で取り入れられる運動を習慣にすることです。

Ⅰ.テレビを見ながらスクワット
無理せず膝がつらくなったらやめること。数回しかできなくても、徐々にできるようになります。太ももに力を込めるだけでも運動になります。

Ⅱ.掃除機をかけながら筋力アップ
掃除は、ひとつひとつの動きを大きくとることで、筋力を鍛えることができます。掃除するとき、一歩、大きく踏み出して、その姿勢でしばらくキープ。太ももの筋肉に力を入れるようにするとより効果的。

Ⅲ.キッチンでヒップアップ
料理や皿洗いをしながら、軽やかに足を蹴り上げましょう。かかとをお尻につけるように意識するとより効果的。

Ⅳ.買い物袋で
買い物袋を左右の手に持ち、背筋を伸ばし、あごを引いて姿勢をよくして次のように。ゆっくりとひじを曲げながら肩の位置くらいまで上げる。1秒静止し、今度はゆっくり下げる。5回繰り返す。

メタボ健診がやってくる!

メタボ健診がやってくる!
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に焦点を当てた「特定健診、特定保健指導」(通称メタボ健診)がこの4月からスタートする。40~74歳の国民5600万人が対象。
腹囲またはBMI(体格指数)に加え、①血糖②脂質③血圧等の数値④喫煙歴ありをもとに判定し積極的支援(メタボ該当者:①~④の内3つ以上;専門職が3ケ月以上指導)または動機づけ支援(メタボ予備軍:①~④の内1つ~2つ;最低1回の指導)と判定された場合、医師や保健師などの専門職から、面接やメールなどで食事や運動の仕方といった生活習慣の改善の指導をうけることになる。

*腹囲の基準(男性85㎝以上、女性90㎝以上)を下回っても、BMIが25以上ある場合は対象になる。65歳以上は積極的支援と判定されても動機づけ支援に変更される。特定健診は予防医学への画期的動きとも思われるが、厚労省は「生活の質向上」とか「健康で長生きするため」などともいっているが、本音は医療費削減にあると思われている。

ノロウィルスによる感染性胃腸炎が今年も流行!

Ⅰ.ノロウィルス感染症は極めて少ないウィルス量で感染し、食品を介して感染の他、接触感染、空気感染、飛沫感染等でヒトからヒトへと集団発生します。

Ⅱ.感染予防ポイントは、有症状者の隔離、吐物・下痢便の迅速処理、汚染された環境の迅速な清浄化、手袋着用と石鹸流水手洗いである。

Ⅲ.ノロウィルスは感染性胃腸炎の主たる原因微生物であり11月から3月の冬期を中心に流行する。冬期牡蠣生食による食中毒の原因ウィルスとして有名であったが、04年12月から05年1月に高齢者介護施設での集団発生が相次ぎ、死者もあったことから、ヒトからヒト感染による集団感染が問題となっていた。

Ⅳ.嘔吐・下痢・腹痛・発熱を主症状とする。下痢は水様性で血便はない。血便がある場合はむしろ細菌性腸炎が疑われる。健康成人は軽症で経過するが、乳幼児、高齢者では脱水に注意が必要である。高齢者では吐物による誤嚥性肺炎や窒息にも注意が必要である。

Ⅴ.治療は制吐剤や整腸剤が中心となり、強力な止痢剤は避ける。細菌感染ではないので抗生剤は使用しない。水分摂取ができない場合や脱水に対しては積極的に補液治療をうける。

近年のインフルエンザ流行の特徴

近年のインフルエンザ流行の特徴は、06,07年シーズンが3月に流行ピークを迎えたこと、沖縄では3年連続して夏季に流行していることが確認されていることなどから、必ずしも冬季に限定して流行するものではなくなっている。そのことを念頭において今季も慎重な対応をしてください。 

インフルエンザ予防接種

インフルエンザ予防接種(新型含む):成人一回2800円                   :要予約     

ピロリ菌にご用心

ピロリ菌にご用心
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は人間の胃の粘膜に好んで住みつく細菌です。胃のなかには強い酸性の胃酸があるため、細菌は通常住めませんが、ピロリ菌は、アンモニアを出して胃酸から身を守って住みついています。そのピロリ菌が出すアンモニアや毒素が胃の粘膜に悪影響を与え、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こします。日本人はピロリ菌に感染している人が多く、特に、50歳代以上の70~80%が感染していると推測されています。
また、ピロリ菌に感染している人では胃がんの発生率が高いという報告もあります。病気の原因がピロリ菌であると分かった場合は、それを取り除くことが先決であり、効果的です。そこで、3種類の薬を1週間飲む「ヘリコバクター・ピロリ除菌療法」が開発され、胃潰瘍・十二指腸潰瘍で保険適用になりました。ただし、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因は食事・薬剤・ストレスなど、さまざまですから、ピロリ菌の検査と除菌療法については、まず、かかりつけ医にご相談ください。

インフルエンザに漢方薬 麻黄湯

インフルエンザに漢方薬「麻黄湯」が注目!
1.抗インフルエンザウィルス剤(タミフル)服用で、学童の異常行動副作用が大きな社会問題となり、ついには厚労省より10歳代の服用禁止が決定した所です。

2.実は一連の報告・警告は医療機関には数年前より忠告を促されており、当院ではその当時よりタミフルはどうしてもという家族の希望のある方以外は全例漢方薬「麻黄湯」を使用してきており、タミフルにも勝るとも劣らぬ極めて良い効果をたくさん経験しております。

3・漢方薬「麻黄湯」は、感冒(初期で、体力が十分あり、悪寒、発熱、頭痛、関節痛のあるとき)、インフルエンザ初期、に適応があります。

4・但し、次のような方は服用にあたり注意もしくは不向きです。体が著しく弱っている人、発汗の多い人、胃腸虚弱、循環器系の病気又は既往歴のある人(高血圧・心臓病・脳卒中)、腎臓病、排尿障害、甲状腺機能亢進症のある人など。

5・タミフル以外にも、リレンザ(吸入投与)、アマンタジンなどがありますが、漢方薬「麻黄湯」は最近注目を浴びており、更に使用される傾向にあると思われます。

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