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コラム

新型インフルエンザ 

5月初旬から関西を中心に感染者が出始め、学校の休校が相次ぐなどの第一波があった後、一応下火になったように見えました。しかし、第一波ほどの勢いはな いですが、夏の間も新たな感染は収まらず、その後の感染者数のほうがずっと多くなりました。また、冬季が訪れた南半球で感染が激増しただけでなく、北半球 の中国やフィリピンでも相当数の感染者が出ました。
フィリピンのサーベイランスシステムは日本より不完全だと考えられますが、それでも日に100 人もの感染者が報告されました。今回流行しているウィルス(H1N1)には感染してもすべての人が発病するわけではない、感染した人がすべて医療機関にか かるわけではない、さらに簡易検査キットでは漏れがある、全数調査も中止されて報告にタイムラグがあることを考え併せると、報告された感染者は氷山の一角 だということは知っておく必要があります。
免疫を持つ人がおらず、感染力も強いからと言われていますが、暑くて湿度も高い夏に終息せずこれだけ感染力があるということが、そもそも尋常ではありません。
来るべき冬のことは当然考えておかなければなりません。感染経路も、国内での感染例、海外からの輸入例のほか、疫学的なリンクの分からないものも増え始めており、人の往来も激しい時代に、これで静まると考えるのは無理があります。
妊婦や糖尿病患者など重症化されやすい基礎疾患のある人への対応が最大の課題です。
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