心の治療
五月病・六月病
4月からの新たな環境の変化に心がついて行けず、その焦りがストレスとなり、特に5月の連休の影響が大きくその連休によって4月から続いた精神緊張状態がいっぺんに緩んでしまい、再び新しい環境に適応する自信を失ってしまう精神不安定状態をいいます。
一般にマジメで几帳面、内向的な人がかかり易く最近では若い人ばかりでなく、40才代男女や定年頃の男性にも多く見られるといわれています。五月病はこの季節に限られたものではなく夢を抱いて新しいことを始めた際には、いつでも起こる可能性のある心のスランプなのです。
○五月病の原因
爽やかな5月になり大学や会社にも慣れてきた頃なのに、入学や 入社という4月からの著しい環境変化がいちどにふりかかり、肉体的にも精神的にもくたびれてきてストレスという形となって体や心の重荷となっていくのが主因。
1.入試・入社といった大きな目標を達成した解放感。
2.大きな目標を達成したことにより次の目標を見失ったり混乱したりする。
3.新しい環境(初めての一人暮らし・時間の使い方の変化・新しい人間関係など)についていけない。
4.想像していた新生活と現実のギャップによる失望。
○主な症状
イ.精神的症状
1.何となく気が滅入って無気力。
2.何をするのも面倒で億劫。
3.興味や関心がわかない。
4.思考力や判断力がもてない。
5.不安や焦りを感じる。
ロ.身体的症状
ストレスや免疫力の低下により、いろいろな病気にかかり易くなる。
1.うつ症状(強い疲労感、朝起きられない)。
2.消化器症状(食欲不振・嘔気・便秘・下痢・腹痛)。
3.自律神経障害症状(不眠・頭痛・めまい・動悸)。
○防ぐには、
1.クヨクヨせずに気持ちを切り替えてリフレッシュ。ストレスを貯めないように気をつけよう。スポーツ・音楽・読書等自分にあったストレス解消法をみつけよう。ただし、ストレス解消といって、過食・過飲酒は逆効果。
2.熱中できる好きなことを見つけることも大切です。新しいものにチャレンジすることで、生活の中に刺激を与え生活の活性化を心がけよう。
3.ストレスが貯まるのを防ぐ食事。
カルシウム(牛乳・チーズ・干しエビ・丸干しいわし)
ビタミンD(魚類サケ・カレイ、きのこ類)
マグネシウム(大豆・干しひじき・納豆)
たんぱく質は控えめに。
○まとめ
この時期は、新しい生活を自分らしく過ごしていく為に自分を見つめ直すよい機会であり心の成長にも大事です。
あまり焦らず考え過ぎない、又、悲観的にならずに、じっくりと自分と対話してみて下さい。
マジメに奮闘してきた結果なのだから。
そうすれば、新しい自分を発見でき、新たな目標にむかって一歩が踏みだせるはずです。



