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循環器内科

不整脈

○「脈」とは、心臓から押し出される血液の拍動が血管に伝わって感じられるものです。もし心臓のリズムに異常が起きれば脈は乱れてしまいます。これを不整脈といいます。皆さんが初めて不整脈に気付かれるのは、ドキドキ動悸がしたり、脈をとってみると、どうも異常に遅かったり、逆に速すぎたり、又は、飛んだり不規則になったりしている場合が多いと思います。又、自分では全く気がつかないのに、病院で心電図をとると「不整脈が出ています」と云われてわかる場合もあるでしょう。

不整脈は心臓が悪いから起こるとは限りません。心臓は1日約10万回、収縮と拡張を繰り返していますが、時に何らかの要因で規則正しくない刺激で不規則な収縮が起こると脈は乱れます。要因として最も多いのはアルコール・他に高齢・過労・ストレス・睡眠不足・薬、タバコ、コーヒー、お茶など;誰にでも起こり得るものと云えるのです。たとえば、脈がたまに飛ぶ程度の人や症状のない場合は心配のないことが多い人です。又、運動や精神的な興奮によって脈が速くなる場合も心配ありません。


○注意を要する不整脈としては、基礎疾患由来性のものです。虚血性心疾患・先天性心疾患(弁膜症・心筋症)・高血圧症・甲状腺ホルモン分泌異常等の疾患によって引き起こされる不整脈は治療が必要です。

不整脈には3つのタイプがあります。脈が乱れたからといって常に症状があるわけでなく、むしろそれに気付かない場合が多いようです。但し、程度がひどくなれば自覚するようになります。

☆徐脈⇒
まず、脈が極端に遅くなり数秒以上、脈がとぎれるようになると、「何もしていないのにふうっとする」、めまいがしたり、「急に意識がなくなるつまり失神する」。このタイプは最も危険でありペースメーカー治療が必要となります。

 ☆頻脈⇒
反対に脈が速くなるとドキドキ動悸がして、更に脈が速くなると心臓が十分な血液を送り出せなくなって嘔気・冷や汗・意識が遠くなる等の症状がでてきます。突然始まる動悸の場合、頻脈が起こっていると考えてよく、「脈拍数が1分間に120以上で、突然始まり、突然止まる」、又は、「全く不規則に打つ」ものは病的な頻脈(頻拍)と考えられます。多くは脈拍数が150~200前後になり、血圧が下がり脈が触れにくくなり、同時に息苦しくなって冷や汗がでます。特にこの「頻拍」が心室から出ている場合は要注意。又、「心房細動」といって脈が全くバラバラにしかも速く打つようになるものもあります。この不整脈は、時に脳梗塞を起こすことがあるため、予防対策が必要です。

☆期外収縮⇒
このタイプは症状のない場合が多いのですが、症状の出る場合は、脈の飛ぶ感じや、胸部の不快感、きゅっとする胸の痛みとして感じます。但し、この時の痛みは胸の狭い範囲で起こり、しかも一瞬又は数十秒以内で治まるのが特徴です。

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